前項のアップデートファイル一覧の中に libと言う綴りが何か所かにあります。ライブラリと言う事なんでしょうが その中身の事はよく解ってなかったりします。なので ライブラリについて調べてみました。
ライブラリとは、よく使用されるプログラムの共通部分を抜き出して、他のプログラムから利用できるようにしたものです。
ライブラリの種類には 静的ライブラリと共有ライブラリの2種類があります。・・が サーバーを管理する私の立場では ライブラリの種類について知る必要があるとは思えないので 説明は省略します。詳しい事は下記の参考URL等々を参照してください。
共有ライブラリは、/lib または /usr/lib ( 又は /lib64、/usr/lib64 )に配置されています。配置される場所は linuxのディストロビュージョンやバージョンによって差異があります。
実行ファイルが必要とする共有ライブラリは、lddコマンドで確認できます。
[]$ ldd /usr/bin/vi linux-vdso.so.1 => (0x00007ffdfe5f5000) libselinux.so.1 => /lib64/libselinux.so.1 (0x00007fc9d7f7f000) libtinfo.so.5 => /lib64/libtinfo.so.5 (0x00007fc9d7d55000) libacl.so.1 => /lib64/libacl.so.1 (0x00007fc9d7b4c000) libc.so.6 => /lib64/libc.so.6 (0x00007fc9d777e000) libpcre.so.1 => /lib64/libpcre.so.1 (0x00007fc9d751c000) libdl.so.2 => /lib64/libdl.so.2 (0x00007fc9d7318000) /lib64/ld-linux-x86-64.so.2 (0x00007fc9d81a6000) libattr.so.1 => /lib64/libattr.so.1 (0x00007fc9d7113000) libpthread.so.0 => /lib64/libpthread.so.0 (0x00007fc9d6ef7000)
/lib や /usr/lib等の 標準のディレクトリ以外の場所に共有ライブラリを配置する場合、その共有ライブラリの検索パスを設定する必要があります。
CentOS7の場合は /etc/ld.so.conf.d/ディレクトリ中に (以下は多分ですが) xxxx.confを開いて(xxxxは任意) そのファイル中に検索pathを記述します。