最初にntpの設定方法を調べたのは何年前だったかな・・・ もうずっとほったらかしで動かして来たんだが、久しぶりに調べてみたら設定方法とかntpの常識がガラッと変わっていたので書いておく。
ひっくり返っていた常識 その1
昔はstratum 1のサーバーに自分達のような一般ユーザは同期しないと言うのが常識だったんだが・・・ 今は ntp.nict.jp(stratum1のサーバ)が強化されていて一般ユーザからのアクセスもOKなんだって。ただし(インターネット上での)距離が遠いとタイムラグの問題が発生するので ただ無条件にntp.nict.jpに同期させると言うのは宜しくない。 ntp.jst.mfeed.ad.jpあたりと動機をとるのが良さそうだ。
ひっくり返っていた常識 その2
昔は ntpdをスタートさせる前にntpdateコマンドを実行してタイムサーバの時間と合わせてからスタートさせていた。それでもなおntpdをスタートさせて実際に同期するのに5分ー10分程度の時間が掛かっていた。 今はntp.confのserverの項に iburstオプションを記述することで、ほんの2-3分で同期が取れる。昨日ちょっと試してみたんだが 自宅サーバとタイムサーバの間で10分程度の時間差があってもntpd起動後数分で時間差が修正されて同期が取れた。
てな分けで ntp.confのserverの項を以下のように修正してみた。
[code]
server xxxxxx.jp iburst maxpoll 11 # ISPのタイムサーバ1
server xxxxxx.jp iburst maxpoll 11 # ISPのタイムサーバ2
server ntp.jst.mfeed.ad.jp iburst maxpoll 11
server 127.127.1.0 # local clock
fudge 127.127.1.0 stratum 10
[/code]
オプションのiburstは ntpd起動時にバーストパケットを送って短時間で同期が取れる。(推奨設定)
オプションのmaxpollはポーリングの最長時間を2048秒に設定する。テストで設定してみた。(デフォは1024秒)
下の2行で自分のローカルクロックも同期の対象になる。万が一 タイムサーバの全てが落ちてしまった場合 ローカルネット内で自宅サーバがタイムサーバとして機能する。(らしい (汗 )
ISPのタイムサーバはstratum4、ntp.jst.mfeed.ad.jpはstratum2で バランスが宜しくない・・・ ほんとは 同じstratumのタイムサーバ3つと同期を取るのが理想的らしいのだが ISPのタイムサーバが2つしかないので・・・ 致し方なし。